「前回の『動くおもちゃ』の記事に、たくさんの出会いをいただき、子供達が自分で作ったものを楽しく動かすために夢中になる姿が目に見えました。そこで、今回は、より身近な素材で、より小さなお子様でも工夫できるものを3つ厳選しました。

パクパクおしゃべりできるかな?
4〜5歳になると、ごっこ遊びがどんどん多くなりますよね。この『パクパクおしゃべり』は、概念的工作ではなく、作った後に『自分の分身』として話せるのが魅力です。教室でも、人見知りな子がこのおもちゃを作って、急におしゃべりさんになる魔法のような光景を何度も見てきました。
親子で何体か作ってみると、いつもと違う会話ができるかもしれませんよ。
| 道具・材料 | アドバイス |
| 鉛筆、消しゴム | 切り抜ける前に、鉛筆で下描きでもOKです。失敗を恐れず、何度でも描いてみましょう。 |
| 色画用紙 | 好きな色を選んで、動物や鳥などを作ります。 幼児には、写真(image_37.png)のような明るい色がおすすめです。 |
| ハサミ | 幼児用のはさみを用意しましょう。お口を切る工程は、少し硬いので、必要に応じて大人が手伝ってください。 |
| 色紙(代用品もOK!) | 服や飾り用。100円ショップの柄物も素敵ですが、カラーマーカーでなくても十分かわいいですよ(image_37.pngの鳥のリボンのように)。 |
| カラーマーカーセット | 目、鼻、くちばし、服の模様などを描くのに使います。太いマーカーが使いやすいです。 |
✂️「作ってみよう!」
ステップ1:色画用紙を縦半分に折る
折り目は、正確な指で押さえてアイロンがけしてくださいね。
-
プロの一言:この『アイロンがけ』をしっかりすることが、今度、口がパクパク動くための『バネ』になります。指先の力で加減を学ぶ、大切な工程です。
STEP 2:動物の形を描く
描きたい動物などの形に色画用紙を半分を折って描きます。 難しかったら楕円形の半分を描いてみることから始めましょう。

口も大きめに切って折りましょう
-
プロの一言:「クマさんなら丸い耳、鳥さんなら尖った耳のように、特徴を褒めと可愛いですね。口の部分が大きくないと動きにくいので、『お腹を空かせた動物さん』をイメージして大きく描いてみて!」
ステップ 3:
お口に切り込みを入れる 口にするところにハサミを入れます。ここは、保護者がお手伝いしても構いません。

口の部分は切ってからしっかり折ります
-
プロの一言:幼児は、半分に折った紙のどこを切れば良いのかと、分からない場合がよくあります。『ここからここまで切るよ』と印をつけておいてあげると、自分で切りやすいです。
STEP 4:折り目をつけて、切ったところ から、折り曲げてしっかり折り目をつけて下さいね。 半分にしてみた色画用紙を開いて、お口がパクパクします。 口の上下は山折り、それ以外の中心は谷折りです。
-
プロの一言:「山折りと谷折りの説明が難しい時は、大人が一度見本を見せてあげましょう。『お口を飛び出させますよ』と声をかけながら、一緒に指で押し出して、コツが掴めます。」
STEP 5: 完了! そして遊ぼう! 目や鼻、くちばし、飾りを描いて、完成です! はじから引っ張ったり、中心に向けて押したりすると、口がパクパクします。
-
プロの一言:「『こんにちは!』『今日のご飯は何かな?』とお人形で話してみてください。作った後も長く楽しめるのが、この工作の魅力です。」

紙コップで作る、お口パクパク人形
幼児期は『動くこと』自体を楽しみますが、小学1年生になると『どうすればもっとリアルに動くか?』という仕組みへの興味が湧いてきます。この(2)では、紙コップの柔軟性を活かして、少し手応えのある仕組みに挑戦しましょう。
💡先生の知恵袋 紙コップの底を「口」にするこの形。実は、牛乳パックでも同じ仕組みで作ります。大きなサイズを作りたい時は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
用意する材料
-
紙コップ:1体につき1個(模様付きも楽しい!)
-
ハサミ:髪の毛やコップの側面を切るのに使います。
-
毛、紐、色画用紙:糸や顔のパーツに。
-
次剤:のり、木工用ボンド(毛糸にはボンドがおすすめ)。
-
目玉パーツ:100円ショップのものでも、色紙やマーカーでも自作OK!
✂️作ってみよう!
口の「中心」を決める
紙コップの底に、半分になるよう印をつけます。

紙コップの底に半分の印をつけた画像
側面をカットする
印を目安に、側面をゆっくり切り進めます。

ゆっくり、切り過ぎずに気をつけましょう。
-
プロのコツ:紙が重なっている部分は硬くて難しいので、そこを避けてハサミを入れると、あなたの力でもスムーズに切れますよ。
切りすぎに注意!底の厚い部分の手前まで切ります。
3. 土台の完成!
切ったところから、ゆっくりパカっと開いてみましょう。これが「パクパク」の土台になります。
顔と髪の毛の準備
人なら髪の毛、動物なら耳など、作りたいキャラクターに合わせてパーツを見ていきます。

長い髪なら、もっと長いボール紙に巻き付けましょう

真ん中をしっかり縛りました

好きな長さの髪の毛にしましょう
毛糸を手に巻いてボリュームを出します。 真ん中をしっかり縛るのがバラバラにならない秘訣。
顔の土台を貼る
顔の部分に色画用紙や色紙を貼ります。
-
ここが難しい!:紙コップは丸みがあり、さらに斜めになっているので、四角い紙を貼るのは少し難しい工程です。

丸みがあって斜めになっている面に紙を貼っていますが、難しいです。
見本では、口からはみ出した部分をハサミで整えました。
仕上げの飾り付け
毛糸をボンドでつけたら、続いて目や鼻をつけます。
-
プロの視点:目の位置を数ミリ変えるだけで、おどけた顔になったり、きりっとした顔になったりします。すぐに貼らずに、まずは「置いてみて」一番好きな表情を探してみてください。

後ろに手を入れて動きもチェックしよう
髪の毛がつくと一気にキャラクターらしくなりますね!
お口の中はどうする?
最後にお口の中を仕上げます。
-
教室でのエピソード:「先生、ベロ(舌)をつけてもいいですか?」と子どもたちから楽しい質問が飛び出すこの工程。色を塗るか、紙を貼るか、自由に想像を広げてみてください。
🎭 達成したら「シアターごっこ」で遊ぼう!
後ろから手を入れて動かしながら、物語を作ってみましょう。
指の動きに合わせて、パクパク!命が吹き込まれたみたいです。
ヒント: かなり大きさの違う紙コップで「親子」を作ったり、音楽に合わせて踊ったりしました。お家にある素材で、世界に一つだけのお人形劇を楽しんでくださいね。
⭐️【考える工作】
おうちの素材で「踊る!ステキなダンサー」 どう動くの? 小学生〜

後ろから土台が見えないように作りましょう。
(1)幼児、(2)小学1年生と、口が『パクパク』動くおもちゃを作ってみました。連載の最後を締めくくる3つ目は、さらにレベルアップ!体全体で『踊る』おもちゃに挑戦します。仕組みを自分で考えて、命を吹き込みます。アートと科学の融合(ゆうごう)工作です。
【さあ、考えてみよう!:仕組みの謎】
こちらの動画では段ボール箱を使っています。動きが硬くてイマイチですね。
「教室で子どもたちにこのダンサーを見せると、みんな目を丸くして不思議があります。皆さんも、まずはこの動きのヒント(動画)を見て、どういう仕組みか、想像してみてください。『どうなっているのかな?』と考える瞬間が、学びの始まりです。」
STEP 1:土台を切り取ろう

引いた線に沿って土台になる部分を切り取ります。
1、牛乳パックにボールペンで切り取り線を引きます。
-
-
指で押さえる幅:2〜3cm
-
頭や手足をつける部分:約3cm
-
-
線の通りに切り、点線部分を外側に組み開いて、ダンサーの「骨(土台)」が完成です!

土台ができたら少し動かしてみましょう。
土台ができたら、少し指で押して動かしてみましょう。
STEP 2:どんなダンサーにしようかな?
-
人、動物、宇宙人? 楽しくイメージを膨らませてみましょう。
-
上半身作り:頭と胴体をつなげて描き、パックの幅に合わせて貼ります。はみ出たパックは体に合わせて切り取ってあげると綺麗です。
-
手足をつける:左右に腕を貼り、足はパックの「下に続く部分」に足のため切れ目を入れるのがのコツ!これで足の動きグンと良くなります
🎭ステキなダンサー、ダンス、ダンス!
完了したら、後ろの持ち手で動かし方を色々と練習してやってみましょう。
前から土台が見えず、少し大きめに体を作るのが「ステキ」に現れるポイントです!

コメント